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2005年10月27日

幻の飯豊山

高校で山岳部に入部した年の夏山合宿は、参加した記憶がない。部員の人員不足で流れたのかも知れない。泊りがけの山行の場合にはOGに参加してもらい、時にはOBの方の力を借り、果てはクラスメイトを誘って準部員になってもらい何とか活動していた。

夏山合宿の主力となるのは2年生である。私が2年生の時、クラブの部長である3年生が夏山合宿の候補地として、飯豊山を提案した。当時の母校では山岳部の男子部の夏山合宿は北アルプス、女子部は南アルプスへ登るのが恒例となっていた。部長からその名前を聞くまで、私は飯豊山を知らなかった。部長の説明やガイドブックを見て、その女性的でたおやかな峰に魅了されていった。槍ヶ岳や剱岳のような「尖がった山」ではなく、なだらかな優しい稜線を持つ山のほうを好ましく思うのは、そのときからのことである。

合宿地が飯豊山に決まり、私は渉外と食糧の担当になった。渉外では、何か知りたいことがあり米坂線小国駅に電話したところ、駅員さんの言葉の訛りが強くて、ほとんど理解できなかったという思い出がある。問題は食糧だった。部員が少ないため、極力軽くしなければならなかった。重い米を減らしてパン(フランスパンのバケット)や乾燥麺を増やしたら、献立を点検した顧問の先生から「これじゃ腹が減って歩けない」と言われてしまう。献立を考え、材料の重さを量り、たとえ1グラムでも減らせないかと格闘する毎日だった。当時大豆蛋白から作られた人造肉が量産されるようになり、即席麺の具に使われだしていた(カップ麺の発売はまだで、その翌年です)。この「人造肉」を食材として購入できないものかと、真剣に考えたほどである。フリーズドライの技術による美味しい乾燥食品や食材が、普段でも山でも利用できる今からは考えられない苦労であった。

夏休みのある日、私たちは出発した。電車が北に向かうに従い黒い雨雲が垂れ込めてきて、いやな気分になったことを覚えている。
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タグ:登山
posted by Masako at 12:35 | Comment(7) | TrackBack(0) | 山の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2005年10月07日

吟行登山?

黒斑山からの浅間山『頂で飽かず眺むる浅間山』

俳句みたいなものを作るのに凝りだして、今回の黒斑山登山は「いっぱい俳句ができるかな〜」との期待があったのも当然。ところが歩いているときも、休憩のときも、それこそ山頂で浅間山を眺めて感動しても句なんかちっとも浮かびませんでした。やっぱり歩いているときは歩くことに、ラーメンを作って食べるときは食べることに精一杯。展望を眺めても写真撮影もあるしと…余裕がないんですね(^^;
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タグ:登山 俳句
posted by Masako at 11:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 山の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2005年10月07日

山歩きの魅力

黒斑山を歩く1993年の10月末から夫との山歩きを始めたので、登山の趣味は12年も続いている。これだけ長い間登山を続けていても、私たちの登山レベルはそれほど向上していない。山岳会や山のサークルなどに入っていないこともその一因だが、そもそもトレーニングに励み、体力と技術が要求される山を目指そうという向上心に欠けている。

思い起こせば夫との山歩きを始めるきっかけとなったのは、谷川岳の天神平へ紅葉を見に出かけたことだった。ロープウェイとリフトで降り立った天神平から、なんとなく登山道を10分ほど「散策」したことが、トレッキングシューズを買って山登りを始めようという気にさせたのである。その谷川岳さえ、まだ登っていない。計画倒れになっている山は数知れず。懐が深い南アルプスなどは敬遠しがちだし、北アルプスもこの体力低下では縦走はもう無理かなぁと気弱になってきている。
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タグ:登山
posted by Masako at 10:15 | Comment(2) | TrackBack(1) | 山の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする





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