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2007年09月15日

温泉力が強い温泉

全国各地を旅行している私が今までに宿泊した温泉地・温泉旅館を勝手にランキングします。
今回は“温泉力”でのランキングです。
温泉の成分の違いに関わらず泉質の観点から考えれば、新鮮な温泉であればあるほど効き目があると言われています。つまりボーリングで汲み出した温泉よりは、なるべく源泉に近い温泉です。岩の割れ目などから自然に湧き出している自然湧出なら、それは新鮮なうえ熟成している温泉ということで温泉力も力強いのです。源泉が高温の場合でも水で薄めず、温泉から浴槽への引き方の工夫によって適温にしていれば、やはり温泉力が高くなります。

日帰り温泉(立ち寄り温泉)施設の利点はそれはそれで良いのですが、循環濾過をしたりやレジオネラ筋繁殖防止のために塩素殺菌した温泉は、言うなら“なんちゃって温泉(まがい物の温泉)”です。「本物の温泉」のなかでも極上の「温泉力が強い温泉」を体験してしまうと、それがよくわかります。

では私の温泉キャリアの中から、温泉力が強い温泉をご紹介。
※青枠がある画像はクリックで拡大(別画面)します。

1位 温泉津温泉 元湯泉薬湯(島根県)
温泉津温泉 元湯泉薬湯温泉津温泉はゆのつ温泉と読み、江戸時代には石見銀山から運ばれた銀の積出し港として栄えた日本海の港町にある。宿泊した旅館は小さな浴槽のみが源泉だったが、共同浴場は自家源泉のかけ流し。しかも源泉は浴槽のすぐ下から自然に湧いている。浴室は湧出物で茶褐色に変色し、いかにも成分が濃そうな感じである。入浴後に身体が軽くなった気がした。日本温泉協会の天然温泉の審査で最高評価の認定を受けた「薬師湯」に入湯しなかったのは後悔しきり(^^;
世界遺産に登録された石見銀山の観光のついでに是非!
より詳しく→管理人のサイト:三瓶山登山のページ
温泉津町観光協会/温泉津温泉



2位以下は続きで。

2位 乳頭温泉郷(秋田県) 鶴の湯・孫六温泉
鶴の湯鶴の湯:やはりこの乳白色の湯は効きそうな感じ。露天風呂・内湯共に泉質が異なる源泉がある。特に洗い場がない内湯に入ると、人気が出て観光客が増えても、ここは湯治場なんだなあとしみじみ思う。
孫六温泉:鶴の湯に人気が集まっても、秘湯の山宿らしさを貫いている。湯治客と登山者しか来ないひっそりと静かな宿の露天風呂に入ると心までも洗われる。
乳頭温泉郷
鶴の湯

3位 小谷温泉(長野県) 山田旅館
小谷温泉 山田旅館宿の裏手で自然湧出している源泉を打たせ湯のようにして落とし、一切水でうめていない。浴槽の縁から湯が溢れ出す「オーバーフロー」、つまり完璧な源泉掛け流しである。国の文化財にもなっている建物に歴史と情緒が溢れる湯宿である。
より詳しく→管理人のサイト:スノーシューのページ
→管理人のサイト:「山のいで湯〜日本秘湯を守る会スタンプラリー」ページ

4位 浅間隠温泉郷鳩ノ湯(群馬県) 三鳩楼
鳩ノ湯 三鳩楼のお風呂江戸時代から続く旅籠の情緒を残した宿。自然湧出なのでお湯が樋からポコッ…ポコポコ…ポコッと出てくる。少しぬる目なのでじっくり入るとよく暖まる。
より詳しく→管理人のサイト:浅間隠山登山のページ
鳩ノ湯 三鳩楼

5位 垂玉温泉(熊本県) 山口旅館
垂玉温泉 山口旅館歴史と由緒がある正統派の温泉旅館。60メートルの岩山から落ちる金龍の滝の滝壺付近にある露天風呂「滝の湯」は野趣に富み最高。源泉は滝壺の岩の割れ目にあり、お湯には湯の花がたくさん浮かんでいる。総檜造りで高い天井に太い梁、大きく取った窓で開放感がある大浴場も良い。
より詳しく→管理人のサイト:「山のいで湯〜日本秘湯を守る会スタンプラリー」ページ
このブログでの記事 - 阿蘇の旅(2)
垂玉温泉 山口旅館

同5位 中房温泉(長野県) 中房温泉旅館
中房温泉旅館36ヶ所もの源泉を持ち毎分770リットルもの温泉が自然に湧き出している。複数の内湯、露天風呂に加えて足湯、蒸し湯も。とろ〜りとした感じの強アルカリ性の単純硫黄泉は肌がスベスベに。蒸し湯の効力も忘れられない。
より詳しく→管理人のサイト:パノラマ銀座縦走・燕岳登山のページ
このブログでの記事 - 中房温泉と安曇野の旅その2 中房温泉湯巡り
中房温泉旅館

まだまだあります。以下は北から順に…。

ニセコ五色温泉(北海道) ニセコ五色温泉旅館
ニセコ五色温泉旅館の露天風呂今も火山活動しているイワオヌプリの恵み…
より詳しく→管理人のサイト:ニセコ連山登山のページ
ニセコ五色温泉旅館

嶽温泉(青森県) 小島旅館
より詳しく→管理人のサイト:岩木山登山のページ
嶽温泉 小島旅館

蔵王温泉(山形県)
宿泊した宿、大露天風呂共に、ピリピリするくらいの強酸性の温泉で驚いた。水虫の人は是非(笑)
参考サイト→蔵王温泉観光協会

栗駒温泉郷(宮城県) 湯浜温泉三浦旅館・温湯温泉
湯浜温泉三浦旅館:ランプの宿。内湯もランプ。
温湯温泉佐藤旅館:大正〜昭和初期建築の旧館を残す木造の宿で湯治棟併設。
より詳しく→管理人のサイト:栗駒山登山のページ
「山のいで湯〜日本秘湯を守る会スタンプラリー」ページ
湯浜温泉 三浦旅館

奥鬼怒温泉郷(栃木県) 日光沢温泉・手白沢温泉
日光沢温泉:登山者のための宿として観光客お断りの姿勢あり。乳白色の硫黄泉。
手白沢温泉 手白沢温泉ヒュッテ:お風呂がすばらしい!!
手白沢温泉ヒュッテ

霧積温泉(群馬県) きりづみ館
ぬるいので長く入る「入りの湯」。
より詳しく→管理人のサイト:鼻曲山登山のページ
霧積温泉 きりづみ館

箱根塔ノ沢温泉(神奈川県) 環翠楼
和宮が湯治に訪れ、伊藤博文が館名を名づけたという歴史と風情ある宿。浴室は大正ロマンの雰囲気。
より詳しく→管理人のサイト:箱根外輪山登山のページ
塔ノ沢温泉 環翠楼

伊豆湯ヶ野温泉(静岡県) 福田家
湯ヶ野温泉 福田家明治12年創業以来のままの「榧風呂」が源泉かけ流し。一浴の価値あり。
より詳しく→管理人のサイト:伊豆踊子歩道ハイキングのページ
湯ヶ野温泉 福田家


下部温泉(群馬県) 大市館 (廃業)
源泉のお風呂はぬるいというより冷たいです。が、浴槽の底板の隙間からふつふつ湧く源泉は、たいへん効き目が高いそうだ。
より詳しく→管理人のサイト:蛾ヶ岳登山のページ

奥蓼科温泉(長野県) 稲子湯・渋の湯
稲子湯:炭酸泉の泡が身体にまとわりつく。飲めばサイダーのようで、胃腸に効くとか。
渋の湯 渋御殿湯:源泉の浴室は硫黄泉かけ流し。素朴なお風呂がまた良い。
渋御殿湯

別所温泉(長野県) 共同浴場
宿泊した宿はあまり印象に残っていないのだが、なみなみと溢れる源泉かけ流しの共同浴場が良かった。
参考ページ→別所温泉観光協会

白骨温泉(長野県) 湯元齋藤旅館
露天風呂は他の旅館のほうが有名だが、自家源泉・自然湧出の内湯の湯は極上。
より詳しく→管理人のサイト:乗鞍岳登山のページ
湯元齋藤旅館

祖谷温泉(徳島県) ホテル祖谷温泉
ホテル祖谷温泉ケーブルカーで祖谷峡に下りていく源泉掛け流しの露天風呂が最高。硫黄の香りがするが肌がスベスベする単純硫化水素泉。
より詳しく→管理人のサイト:剣山登山のページ
このブログでの記事 - 四国剣山登山と祖谷の旅・観光編(5)
ホテル祖谷温泉

最後に歩いてしか行かれない「山小屋」の温泉から…
奥岳温泉(福島県) くろがね小屋
安達太良山。ここに入ると麓の奥岳温泉が物足りなくなる。
くろがね小屋

三斗小屋温泉(栃木県) 煙草屋旅館
那須岳。源泉はほんの少し登ったところにあり、露天風呂は遮るものがない展望。
より詳しく→管理人のサイト:那須岳登山のページ
煙草屋旅館

白馬鑓温泉(長野県) 白馬鑓温泉小屋
白馬岳・白馬鑓ヶ岳。混浴の大露天風呂は底に敷いた小砂利からふつふつと湧き出している。女性用露天風呂は近くの岩から湧き出ている源泉を引き、ドバドバっと惜しげもなく落としている。
より詳しく→管理人のサイト:白馬岳登山のページ
白馬鑓温泉小屋

※「温泉力」については温泉学教授松田忠徳氏の著書などを参考にしています。
松田忠徳氏のホームページ


温泉力

温泉教授の日本全国温泉ガイド―カラー版 (光文社新書 (045))

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※関連記事→料理がおいしかった温泉旅館
※次回の温泉ランキング特集は「お風呂が良かった温泉 内湯編・露天風呂編」の予定です。
タグ:温泉

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posted by Masako at 21:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 旅・山旅・温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんはー。
「温泉力」ってピンと来る言葉だなーって思いました。
源泉の真上に湯船があるようなフレッシュな所、憧れます。
1位の島根の温泉は、山のレポと共に記憶にあります。
男、女、子、孫もそろった三瓶山でしたよね。
面白い名前だなって印象にありました。

ニセコの温泉、青くて綺麗だし、浅間隠温泉の自然にわき出す温泉も魅力的、、
遠い所もあったので、現実的に伊豆や箱根の所をチェックしたりして、、
お宿みたいだけど、日帰りも可能なのかしら、、、
渋温泉だけ入ったことありますよ〜〜。懐かしいなー。。

前の記事へのコメントですが、、、
ギター編も拝見しました。
ああ〜〜あのコマーシャルだってわかりました。
他のシリーズもあったのね。
Masakoさん、ロック好きだったとは意外♪
Posted by いく@しずおか at 2007年09月16日 22:48
こんばんは。
箱根環翠楼と伊豆福田家は日帰り入浴はやってないかもねえ…
ちょっとわかりません。
電話で問い合わせればいいんじゃない。
でもこういう小さい宿だと、日帰り利用できる浴室が決まっていて
源泉のお風呂は宿泊客のみっていうこともあります。
どんどんどんどん日帰り入浴施設が造られ
その影響でどんどんホンモノの温泉が涸れたりしています。
山奥に行かないとホンモノの温泉に入れなくなる日がくるかもしれません。
渋温泉は循環のほうの浴室はきれいでシャワーもあり
源泉の浴室は暗くて洗い場もなかった(と思う)、ギャップに驚いた記憶があります。

>Masakoさん、ロック好きだったとは意外♪

えへへ(^^;
ティーンの頃はビートルズよりはローリングストーンズが好きだったもん。
今でもギンギンなロックにノリノリ(笑)
Posted by Masako at 2007年09月16日 23:49
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