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2007年06月20日

鳥海山御浜のお花畑(1)

鳥海山御浜のお花畑
鳥海山御浜のお花畑(2007年6月18日)

インターネットで知り合った友がいる。出会いは登山のメーリングリストだから同じ趣味であるわけだが、お互いに細かいことは気にしない開放的な性格だからか馬が合い、7年もの間メールのやり取りが続いている。1年後に一緒に丹沢の檜洞丸に登り、3年後に今度は私が彼女の住む山形県を訪れて鳥海山の鶴間池などを案内してもらった。その後友は大きな外科手術という試練を乗り越え、再び山歩きを楽しめるまで回復してきた。私はそんな彼女の前向きな生き方を尊敬している。だからこそお付き合いが7年も続き、今はかけがえのない友となっている。

〔参考〕
友人のBUNさんのサイト「BUNの山歩き日記」
BUNさんとの山行「檜洞丸」
BUNさんとの山行「鳥海山鶴間池他」

で、7年前彼女が私にメールで送ってきた最初の写真が「6月の鳥海山御浜のお花畑」だった。残雪が美しい鳥海山山頂部とハクサンイチゲの大群落…その風景をこの目にできるチャンスが7年目にやってきた。

仕事を持つ彼女の休みと天気とハクサンイチゲの咲き具合。この3拍子が揃わなければならない。彼女の山仲間からの情報だとちょうどハクサンイチゲは見頃、東北地方の梅雨入りが遅れていて天気も良さそう。気を良くして週間天気予報を睨みながらその日を待っていると思わぬ伏兵が…。なんと登山口付近に熊が出没し、山菜取りの人に犠牲者が出たというニュースが全国ネットで流れたのだった。熊の出没情報くらいならたじろがないが、襲われて亡くなった人までとなるとかなり怖ろしい。が、熊避けの準備を万全にして6月18日に決行することにした。

最近山歩きを始めたBUNさんの友人のY子さんとはこの朝が初対面である。BUNさんの運転する車で登山口へ向かう間、私はY子さんが作って用意してくれた美味しいおにぎりの朝ご飯(^^)
鳥海ブルーラインからは日本海の海岸線がくっきり見える。素晴らしい天気に既に心が躍る3人だった。

鉾立登山口登山案内の情報掲示板
左:鉾立登山口 右:登山案内の情報掲示板

登山口で熊避けのための携帯ラジオのスイッチを入れ、もちろん3人とも熊鈴を鳴らしながら歩く。それでも不安で私は非常用の笛を首にかけいざ出発。

鉾立展望台からの眺め山麓はタニウツギが花盛り。コンクリートの道の両脇にはマイズルソウがびっしり咲いていた。ナナカマドにも白い花。鉾立展望台から奈曽渓谷越しの鳥海山の頂「新山」と白糸の滝を眺めてから先に進む。

登山道コンクリートの道が登山道らしく変わると、ショウジョウバカマ、イワカガミ、オオバキスミレ、ゴゼンタチバナの花も目に付くようになってますます楽しい。

1時間ほど登ると最初の雪渓が現れた。この雪渓は50mほどのトラバースで終わり、渡りきるとシラネアオイの花が咲いていた。

初めの雪渓シラネアオイ

雪渓を歩くやがて次の雪渓に突き当たり、ここからは本格的な雪渓歩きになるので軽アイゼンを付けた。BUNさんの山仲間の男性が週末に歩き、雪渓の取り付き部にキックステップでの階段が切ってくれてあり、登りやすくて助かった。雪渓上部にはクレパスがありという危険箇所の情報も頂いていたので、斜面の中腹を進む。なだらかな斜面なので恐怖感はなく、軽アイゼンがないY子さんも軽快に進む。振り返れば日本海から沸いた雲が美しい。

雪渓と雲雪渓を歩く

左手の潅木の茂みの中に夏道(正規コース)がある。ムラサキヤシオが真っ盛りである。雪渓は賽の河原の南斜面なので、常に日差しが当たりけっこう暑い。だが雪渓の上を吹き渡る冷たい風が心地よい。

“花”の字の雪型を残す新山雪渓の登りが終わりハクサンイチゲがチラホラ現れてきた登山道を登るとアッと声をあげる風景が待っていた。傍に笙ヶ岳がそびえるこの長坂出合からは“花”の字の雪型(左画像の赤丸内)も鮮やかな新山、遠くに月山と朝日連峰の展望、そして足元には見たこともないほどのハクサンイチゲの大群落!見上げる斜面まで伸びている群落の規模に驚いた。ハクサンイチゲの中に混じって咲くミヤマキンバイも鮮やかだ。そしてBUNさんの指差した先にはヒナザクラが可憐な花を咲かせていた。

ミヤマキンバイヒナザクラ
左:ミヤマキンバイ 右:ヒナザクラ

鳥海山御浜のお花畑(2)に続く
タグ:登山


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posted by Masako at 16:17 | Comment(8) | TrackBack(0) | 旅・山旅・温泉

この記事へのコメント
おお、素晴らしい景色だね〜
雪渓があるのがいいね

こんな写真見たら誰だって自分もここに立ちたいと思うよ
Masakoさんは7年後にその願いが叶ったのね
私も行ってみたいな

私は明日から木曽に行きます 
blog友だちの赤沢自然休養林のオオヤマレンゲの写真見て、
その花が咲く頃に行きたいと昨年思ったの(^^)
Posted by えみ丸 at 2007年06月21日 07:21
おはようございます。
昨日、書き込み時間なかったんだけど
写真だけ見て、おおおおおおお!!!!!!!と
言ってました。聞こえましたか?

早く(2)ができないかな〜と思ったら、あった!(^○^)
鉾立から山頂往復したので、登山口や途中の滝も懐かしかった。
夏道と雪渓歩きとではずいぶん違うんですね。

山渓の表紙みたいな写真ばっかりね。
こんな素敵な景色見られたら、忘れられないでしょうね。
Posted by いく@しずおか at 2007年06月21日 08:11
えみ丸さん
オフ会のとき、えみ丸さんにだけはこの計画を打ち明けていたよね(^^)
天気に恵まれ念願が叶って良かったです。
えみ丸さん、最近「行動の人」だね。
オオヤマレンゲ、私も見たいな。写真が楽しみ。
いってらっしゃーい!
あ、そうそう。あの辺りって山ヒルが多いんじゃなかったけかな。
気をつけて(笑)
Posted by Masako at 2007年06月21日 12:04
いくちゃん
そういや(2)の作成中声がかすかに聞こえたような(笑)
鉾立から登ったんですね。
整備されてて登りやすそうだから、山頂を目指すときは私も鉾立からのつもり。
山渓のグラビア…といえばBUNさんに撮って貰ったのでバッチリグラビア風のがあるの。
私がお花畑の中にはすかいに立って、月山を眺めている構図。
構図はまさしく最高。プロが撮った写真みたい
…なのですが、なにせモデルが…(^^;
Posted by Masako at 2007年06月21日 12:15
おお。

ちょっと今、コメントする時間がないけど
すばらしいですね。

西日本へ帰る前に、行きたいと思っている山の一つです^^
Posted by ぴとこ at 2007年06月21日 19:16
ぴとこさん
見てくださってありがとう。
こちらにお住まいのうち是非鳥海山へ。
鳥海山に限らず東北の山は夏山シーズンでも良いですが、
出来ることなら山開き前が「おお」ですよ。
でも紅葉も「おお〜」です(^^)
Posted by Masako at 2007年06月21日 23:56
>鳥海山に限らず東北の山は夏山シーズンでも良いですが、
出来ることなら山開き前が「おお」ですよ。

そう、そうだよねぇ。
秋田駒には感動を通り越して、ここで死んでもいいとさえ思いましたもの。
何時かは「BUNさんと歩く東北の山々」の企画を是非に。
オカリナ演奏のフルコースでお願いしたいものです。
もうこの写真を見たら、絶対何時かは行ってやるぅー!です。
Posted by ももちゃん at 2007年06月22日 08:37
今頃の秋田駒も行きたいんだよねえ。
ちょうどBUNさんのお友達から昨夜写真添付メールを頂いたけど、
今秋田駒は山桜とシラネアオイが満開。八幡平はコバイケイソウの白い海…でした。
行きたい、行きたい(笑)

あらら「BUNさんと歩く東北の山々」の企画部長に任命されちゃったよ(笑)
オカリナ演奏の交渉まで?…私はBUNさんのマネージャーってか(笑)
でも、急遽その日出発なんて計画変更に応えられる人限定募集かもよ(笑)
Posted by Masako at 2007年06月22日 13:22
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