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2007年04月15日

四国剣山登山と祖谷の旅・観光編(5)

四国剣山登山と祖谷の旅・観光編(4)から続く

西祖谷のかずら橋
四国交通バスで西祖谷のかずら橋に着いたのは13時少し前。ここでは1時間弱しか余裕がない。しかし下車したバス停の付近、なんだか淋しいなあ。川の対岸はと見ると、巨大な駐車場にドライブインあり。まあ、下りていけばお蕎麦屋さんくらいあるはずと思い、かずら橋への坂を下った。かずら橋の入り口へ向かう坂には小規模の旅館と民宿があったが寂れている。そして観光客相手の蕎麦屋が2軒あるにはあったが営業していなかった。平日だといっても学校は春休みなのにである。40年近く前に訪れたことがある夫も、昔はもっとお店があって賑やかだったのに…と首をかしげていた。


 
しかし、この重いザック(登山の旅なので)だけでもなんとかならないかな。どこかに預けたい。最終的にはかずら橋の通行料金を払う料金所で預かってもらえるだろうと考え、かずら橋への遊歩道を下りて行った。ところがなんと西祖谷かずら橋は一方通行だった!(笑)

西祖谷かずら橋空腹なので仕方なくコンクリートの橋を渡って対岸のドライブインへ。また坂道を重いザックを担いで上る虚しさと空腹で腹が立ってくる(笑) 観光客がほとんどいないガラ〜ンとしたドライブインの、美味しくもないセルフサービスの「祖谷蕎麦」を食べて戻ってきたら、乗るべき祖谷温泉行きのバスまで時間が余りなくなっていた。西祖谷かずら橋を渡るのは諦めて、道路のコンクリートの橋の上からの写真を撮りバス停へ急いだ。

が、バスに乗れなかった。バスの時刻を5分間間違えて記憶していためだった。そういうことを私に任せっきりの相棒にも責任がある(笑)
しかしそれ以上に考えさせられたのは、マイカーやバスツアーでの観光が一般的になり、観光地のかつての最寄り駅やバス停留所とその付近のお土産屋や食堂が寂れ、挙句に潰れていっているという現実だった。仕方がないことなのかもしれない。しかし公共交通機関を使って旅をしている私たちにとっては不便極まりない。いや不便は承知なのだが、マイカーやツアーでささっと観光スポットを巡り歩くだけの「観光」を一度見直してみてはどうか。中高年に四国の「歩く遍路旅」の人気が高まってきているのも、今は安易な旅の見直しの時期に来ているのかも知れないと思う。

ホテルへはタクシーで行くことにして、もう一度かずら橋のたもとへ。一方通行のため私は荷物番で残ることにした。私は奥祖谷のかずら橋でさえ充分怖かったので、もう渡りたくなかったというのがホンネ(^^; 西祖谷のかずら橋は高度も足元のスケスケ感も奥祖谷のかずら橋よりあったそうで、夫も怖かったそうである。

【注】ドライブインで食事して「かずら橋」バス停に戻ったときに、付近に「蕎麦美人」というお蕎麦屋さんがあるのを発見。後の祭り(^^;

途中で車を停めてタクシーを呼ぶとやってきた車の運転手さんがやたらに話し好き。おまけに祖谷渓谷の絶景ポイントでは車を停めてくれる。崖にはヤシオツツジが目を楽しませてくれる。

※続きで足がすくむような祖谷峡の写真を…

深く切れ込む祖谷渓谷急カーブで蛇行する祖谷川

深く切れ落ちた谷は、ガードレール越しに覗き込むとめまいがしそうだ。ここでは“祖谷渓谷に引き裂かれたツーショット写真”というのを撮ってもらったのだが、運転手さんは反対側の崖に取り付くやするすると登り、「このサービスは私だけです」と胸を張っていた(笑)
川が急カーブで蛇行している様も珍しかったが、あいにく川の水量が少なく迫力に欠けた。また曇ってきたのと黄砂とで鮮明な写真が撮れなくて残念。

運転手さんの「ホテル祖谷温泉はあれです」の声にびっくり。うわ〜、崖に張り出して建っている。

崖に張り付くホテル祖谷温泉ズームでホテル祖谷温泉


小便小僧
「小便小僧」はホテルから徒歩10分。何枚も写真を撮ったが、小便小僧と渓谷の深さとをファインダーに収めるのが難しい。
左:小便小僧からホテル祖谷温泉を望む 右:小便小僧
小便小僧からホテル祖谷温泉を望む小便小僧


ホテル祖谷温泉
ホテル祖谷温泉

この宿の魅力は何といってもケーブルカーで下りていく露天風呂。四国では数少ない源泉掛け流しの温泉である。内湯は循環なのでつまらない。何度も何度もケーブルカーに乗って、露天風呂通いをした1泊2日だった。

ホテル祖谷温泉のケーブルカーケーブルカーの先頭座席から

ケーブルカーの斜度は急勾配でスリルがある。露天風呂の建物まで5分を要する。だからケーブルカーが戻ってくるまでの待ち時間が10分になることもある。夜にはライトアップされる周囲の木々は、ちょうど山桜が見頃で美しかった。17人乗りだが時間によっては一人で乗ることもあった。一人で利用する場合と先頭の座席に座った場合は、「下りる」ボタンや「上る」ボタンを押して運転スタートさせることになる。上の乗り場には係員が常駐しているが下にはいないので、自分で乗り降りするのに決まり事があって慣れる必要がある。でもマゴマゴしていると監視カメラで見ている上の係員さんから、スピーカーで「どーしましたか?」と声がかかるから大丈夫(笑)

露天風呂は断崖絶壁とひすい色の祖谷峡に囲まれ、まるで祖谷峡の谷の中ほどの宙に浮いているかのような気分を味わえます。肝心の温泉はというと、すべすべ感が強い硫黄泉で、ぬるめ(約39℃)なのでじっくり浸ると芯からホカホカ。最高だった!三つ星進呈!!
写真がないって?
夕方はいつも人がいて撮影を諦めたら、朝食後の入浴のときには誰もいなくて貸切だった。部屋と露天風呂が遠すぎて、気軽にカメラを撮りに行くわけにはいかないのが難点(笑)

ホテル祖谷温泉の夕食料理お料理はこんな感じ。ゆでたけのこが一番美味だったかな(笑)


大歩危峡舟下り
大歩危峡の舟下り大歩危峡の舟下り

イワツツジ旅の最終日は大歩危峡の舟下りを楽しんだ。峡谷を上から眺めるのもいいが、水面の目線で楽しむのも一興。それに崖の岩場に咲くイワツツジや、ひすい色の川の水が透き通って美しいことは、舟下りをしなければ知ることができなかった。


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タグ: 温泉

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posted by Masako at 01:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 旅・山旅・温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。四国の旅、最後まで読みました。
確かにバスや電車の旅は不便になりました。
でも、向かい合ってゆっくり話しながら旅ができるから、電車とかも好き。
車だと、運転に専念させないと、、とか思って
夫婦の会話もなく、娘の相手してなぞなぞしたりして、、長距離は苦痛(笑)

“祖谷渓谷に引き裂かれたツーショット写真”
はここに公開するわけに行かないでしょうが
機会があったら是非見せて!(笑)
ケーブルカーで行く温泉もいいですね〜。
Posted by いく@しずおか at 2007年04月17日 19:07
最後まで読んでくれてありがとうございます。

>夫婦の会話もなく、娘の相手してなぞなぞしたりして、、長距離は苦痛(笑)

なんだか光景が浮かんできちゃって笑いました。
子供がいたり年配者には車が必要ですが、年老いて運転できなくなったとき
公共交通機関がこれ以上不便になれば誰でも困ると思うんですよね。

ツーショット写真を見たい?じゃ、メールで送るかも…かもかも(笑)

Posted by Masako at 2007年04月17日 22:19
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