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2005年11月14日

著作権侵害をしない

※この記事は以前に別のブログで書いた記事を、こちらに移行したものです。

4年ほど前のことだが、ある新聞記事を私のホームページで紹介したいと考えたことがあった。そのままコピーして使用することは著作権侵害に当たることぐらいは知っていたので、新聞社のホームページの「著作物利用申し込み」ページの申し込みフォームに入力して送信し、著作権担当者からの電話連絡を待った。その結果は、ホームページやメーリングリストで、記事をコピーして紹介するのは「NO」、記事を読んで自分の言葉に置き換えて要約するなら「OK」。現在でも新聞記事のインターネットでの利用は厳しく制限されている。ホームページで新聞記事を引用するときは注意が必要である。記事にリンクを貼る場合も厳密に言えば配信元の許可が必要であるが、長くなるのでここでは言及しない。以下のページを参照してください。

Yahoo!ニュースヘルプページ「画面や記事にリンクをはりたい」
→【絵文録ことのは】>ネットの著作権:著作物を適切に使う方法(日経パソコン記事への異論)
 >2 Webサイトに掲載されているニュース記事は流用できる?――○

先の件があってから私は著作権侵害に関しては神経質になり、かなり注意を払っているつもりである。あちこちの他人のホームページの写真を無断借用して掲載したホームページを開設し、無断借用したホームページの管理人に平然と相互リンクを依頼してきた…などという事例も実際にあった。これは言語道断というか論外である。そこまでではないにしろ、閲覧しているとこれは著作権侵害ではないかと思うことがある。注意するのも失礼かと遠慮したり、教えて差し上げる義理はないと思ったり。しかし注意するにしてもしっかりした根拠を知らなかったというのが本当だった。そこでこれを機会に、あらためて「著作権」関連のウェブサイト幾つかを時間をかけて熟読した。

社団法人 著作権情報センター

→著作権・プライバシー相談室(ASK ACCS)※リンクを貼るのに許可が必要なためリンクしません。

さて、私が関心を持つ事例に限られるが、なるべく具体的な事例を挙げて調べた結果を説明する。

☆読後感想などの記事に本の表紙の写真を掲載してよいか?
参照;「著作権・プライバシー相談室」の回答→c599 Q 個人のHPで本の表紙の画像を使っています。

私自身、このブログの過去記事である本の表紙を掲載している。その時点では本の表紙に著作権があることなど思い及ばなかった。しかし他のブログを閲覧していて、なんとなくAmazonの画像にリンクしていることが分かっていた。Amazonアソシエイトの登録すれば、商品情報としてのリンクが貼れるのだが、アフィリエイトに関心がないので登録していない。そこで画像をAmazonからダウンロードして保存し使用したのだが…。ダウンロード=複製してサーバーにアップしたことは違反とみなされるようである。ところがこういう意見もある。

→【絵文録ことのは】>ネットの著作権:著作物を適切に使う方法(日経パソコン記事への異論)>1 本の表紙画像、勝手に載せても大丈夫?――○

今後本の表紙をアップしたい場合は、便宜上でもAmazonアソシエイトに登録したほうが賢明だろう。

☆観賞した映画の記事に、映画館でもらったチラシの画像を掲載したい。⇒引用に当たり、著作権法違反にはならない
参照;「著作権・プライバシー相談室」の回答→c314 Q ホームページに映画のチラシを載せたい。

☆絵画を写真撮影あるいはスキャナーした画像は?⇒無断転載することは許されない
参照;「著作権・プライバシー相談室」の回答→c158 Q 絵画をホームページで紹介したい。

☆本やパンフレットから取り込んだ絵画や彫刻の写真は?⇒有名な仏像であれば現代の名工作以外は保護期間を過ぎていて著作権法的には利用自由。絵画の場合はそれを撮影した写真に著作権は発生しないとされいるが、奥行きがある仏像、彫刻は写真撮影者に表現に創作性が生まれるので、再利用には撮影者などの権利者の許諾が必要
参照;「著作権・プライバシー相談室」の回答→c354 Q 本や図鑑から取り込んだ仏像の写真を授業で使いたい。

「著作権・プライバシー相談室」の「テーマで探す・ケースで探すQ&A」は以下も読んでください。
c248 Q 写真を掲載する場合の注意点は?
c198 Q 写真の引用について。

また私が一番知りたかった事例については、ウェブサイトでは情報を得られなかったので、社団法人 著作権情報センター著作権相談室(著作権テレホンガイド)に電話をして、以下の2点についてお尋ねし回答を頂いた。

☆営利目的ではない個人のホームページで、観光協会が作成した観光マップやハイキングマップのチラシの画像を使用しても良いか?また旅館のパンフレットは?

回答;観光マップやハイキングマップにも著作権があり、無断使用は著作権侵害になる。違反を摘発されることは稀だが、過去に観光協会のチラシを無断使用したホームページにお咎めがあった事例もあったそうである。旅館のパンフレットも同様である。

旅館のパンフレットは作成したのが広告会社のような企業であること、写真は専門家が撮影したものであることなどは歴然としているので、使用を控えてきたのは正解であった。ハイキングマップを取り込んでいるホームページは幾つか見たことがある。使用許諾を得たのであろうか。

☆発行年が古いグラビア誌に掲載されている写真をホームページで掲載できるか?

回答;日本の場合、写真の著作権が旧法では公表後10年であったが、現在は作者の死後50年である。グラビア雑誌の発行が1957年以前ならOK、以後なら著作権侵害になると判断できるのではないか。

以上、あまり巧くまとめられず長々と書いたが、著作権を知れば知るほど著作権法は、当たり前だが著作権を「守る」法律なのだと感じた。つまりうっかりすると誰でも著作権法違反をしてしまうのである。注意している人も、今まで知らなかった人も、より一層著作権侵害に気をつけたい。そもそも自分に著作権がある文章・写真・絵画などもろもろの作品を守りたいように、他者も著作権を守りたいのである。そのことに気がつけば、精魂込めて作った著作物を勝手に複製して広く公表する、つまりホームページで使用するなどは、できないはずである。

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posted by Masako at 16:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | サイト制作試行錯誤 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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