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2005年10月07日

山歩きの魅力

黒斑山を歩く1993年の10月末から夫との山歩きを始めたので、登山の趣味は12年も続いている。これだけ長い間登山を続けていても、私たちの登山レベルはそれほど向上していない。山岳会や山のサークルなどに入っていないこともその一因だが、そもそもトレーニングに励み、体力と技術が要求される山を目指そうという向上心に欠けている。

思い起こせば夫との山歩きを始めるきっかけとなったのは、谷川岳の天神平へ紅葉を見に出かけたことだった。ロープウェイとリフトで降り立った天神平から、なんとなく登山道を10分ほど「散策」したことが、トレッキングシューズを買って山登りを始めようという気にさせたのである。その谷川岳さえ、まだ登っていない。計画倒れになっている山は数知れず。懐が深い南アルプスなどは敬遠しがちだし、北アルプスもこの体力低下では縦走はもう無理かなぁと気弱になってきている。

休暇が少ない夫に合わせていると、なかなか行きたい山にも行けない。それでも月に最低2回は登山していた昔もあったが、夫の仕事の事情も変わり以前ほど山に行かれなくなってきた。さすがに夫も、自分に構わずに山に行ってもいいよと言ってくれるようになった。

この夏のことである。夫は出張帰りの特急あずさの車内で隣り合わせに座った女性グループが山帰りだったので、珍しく自分から話しかけたそうである。八ヶ岳に登ってきたその女性グループは、偶然にも私たちが住む区内(東京23区)のサークルだった。そこで夫は私のために、わざわざ連絡先を訊いておいてくれたのである。夫の気持ちもうれしいしサークル入会も真剣に考えたが、結局入る事はしなかった。仲間とお喋りしながらの山歩きも楽しいだろうが、本来の私の「山歩きの楽しみ方」と違うような気がするからだ。夫とふたりでの山歩きでも私は私で自由でいられるが、団体行動ではそうはいかないだろう。

さて、先日は2ヶ月ぶりの山歩きだった。「雨→曇り」だった天気予報が直前にコロッと変わり、運良く秋の晴天の爽やかな日和となったなか、浅間山の展望台である黒斑山を歩いた。歩いていて、私はつくづくと、そしてしみじみと感じていた。

なんて気持ちが良いのだろう!
心と体に溜まっていた「澱(おり)」が洗われていく感じ。
つまりリフレッシュである。

頑張ってピークに立ったときの達成感、登らなければ見られない雄大な展望、花や紅葉などの美しさと山歩きの楽しみはいろいろ。しかし山を歩くことそのものの気持ちよさが、私のとっての山歩きの最大の魅力だという気がしてきた。平地のウォーキングコースを歩いていても得られない、山を歩いているとき独特の爽快感は、登山をする人ではないとわからないだろう。そして山を歩き山にいるときに、どれだけ自由に心を遊ばせられるかが、私には特に重要なのだという気がする。だから仲間に気を使わねばならなかったりするのは気が進まない。

日本百名山を制覇したい人、どんどんレベルを上げることに楽しみを見出す人、山での写真撮影が第一義の人、テント泊で自然との一体感を追求したい人。登山をする人もその楽しみ方は人によって千差万別。登山をしていて何に一番喜びを感じるか、またはどんなことでリフレッシュされるかも人によって違うと思う。私の場合はそれが何であるのかが、今少しずつ見えてきた。これからも闇雲に登らずに、時間をかけてゆっくりと、山の風を感じながら歩くスタイルを続けていければいい。

…とはいえ、夫の定年後を迎えたときに「楽しい山歩き」を続けられるかどうかは、やはり「体力」にかかっている。少しは体力の維持・向上に努力せねば…と、結局ここに結論は落ち着くのだ(笑)
タグ:登山

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posted by Masako at 10:15 | Comment(2) | TrackBack(1) | 山の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
masakoさんの言葉、とってもうなづけます。

山の歩き方は、ほんとうに千差万別。自分の経てきた時間の中でも登りかたはいろいろ変わってきています。

これから、またどんな山があるのか、楽しみだなあ。【体力】つけて、いろんなところ楽しみたいですね。
Posted by ぴとこ at 2005年10月07日 17:08
その「体力つけて」が問題なんだなぁ…
先日テレビで自転車の運動効果を紹介していて、自転車は持っていないから、
ウォーキングより足踏み運動器械復活かなと思った次第。
なのにまだ実行してないのです(^^;
Posted by Masako at 2005年10月07日 18:05
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山の魅力
Excerpt: maskoさんのブログを読んで、山について考えた。 山に登り始めてから、もうかれ
Weblog: 山笑う
Tracked: 2005-10-07 17:42
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