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2010年05月23日

掃除機の話

ネットで交流している tukasa さんから「お掃除ロボットルンバを買いたいと思っているのですが、どう?」とTwitter経由でお訊ねがありました。2007年7月にルンバを購入し、このブログで「お掃除ロボット ルンバの使用感」という記事を書いたからです。ルンバを3年使ってみてあれこれ思うことは個人的にお伝えするだけではもったいない気がするので、tukasa さんの了解も得て“公開”で書くことにしました。ただ、思いつくまま、ですからだらだら長いです(笑)

これを機会にルンバについてネットで検索してみると、『ルンバは故障が多い。こんなの買っちゃダメです』と書かれたページがありました。
ルンバトラブル

私が買ったルンバは幸いにして、今まで故障といえるような故障はまだありません。「バッテリーの寿命が近づくと動作がおかしくなることもある」以外はトラブルはなく、今でも便利に使っています。

《3年の間にこんなことを思いました》
iRobot社の顧客サポート・サービスについて
3年前に掃除機の買い換えを思い立ち、ルンバの評判をネット上で調べ買うつもりになっていたある日、偶然某デパートでの店頭実演販売に遭遇してその場で即決購入しました。そのときの販売員(おそらく本社の営業マン)がユーザー登録をしておいてくれると言うので、ユーザー登録ハガキを出さずにいたら1年経過しても何の案内状も来ません。使えるのでそのまま使用していたら、十数ヶ月経過した秋頃にはバッテリーがダメになって充電できなくなりました。で、サービスセンターに電話していきさつを話したところ、1年の保障期間を過ぎているのにも関わらずユーザー登録をしていただき、無料の初回メンテナンスのサービスを受けることができました。この経験からiRobot社のサポート・サービス体制はきちんとしているという印象を持っています。

◎有料メンテナンスについて
有料メンテナンスの内容は、本体の動作チェック、付属品の動作チェック、最新ソフトウェアへのアップデート、分解・清掃です。¥7,000のレギュラーパックと、バッテリー交換をプラスしたサービスパック¥17,500(共に税込・往復送料込)があります。今年初め、有料メンテナンス「サービスパック」を申し込み利用しました。ダスト容器のフィルターをセットする箇所にゴム製のベロがあるのですが、接着部分が2センチほど剥がれてしまい、修理をお願いするメモ書きを添えて送りました。納品されたルンバは本体の一部であるダスト容器そのものが新品に交換されており、修理などが発生した場合は修理代無料(レギュラーパックの場合は有料修理)なら「¥17,500」も納得の範囲かなと思うようになりました。

メンテ申し込みの時に、使用機種を無料下取りしたうえで店頭デモで使用した最新モデルを特別価格で買い換えられるという案内もあったのですが、現在の機種をまるで減価償却していないので断りました。でも、しつこい売り込みはありませんでした。

◎日頃の手入れについて
初めの頃は使用後のお手入れが結構たいへんだよなーと感じていましたが、コツを掴んで慣れてしまうと時間もかからず、それほど負担に思わなくなりました。今では使用後必ずささっと手入れしておきます。我が家は犬・猫のペットもいないしロングヘアーの人間もいないので、パワーブラシの手入れも楽です。細かい部分や手が届かない箇所も、スティックの先に超極細のアクリル繊維製不織布がついた「すきまクロス」という超便利商品(本来はトイレ掃除用/トイレ以外でもレンジフードの掃除やあらゆる場所の隙間の掃除に大活躍)を駆使してきれいにするのが楽しいくらいです。

◎ルンバでの掃除は時間がかかる、でもきれいになる
私がルンバを使って掃除するときはこんな具合。ちなみに和室以外はバリアフリーのフローリングです。
床に置いてある物で動かせるものは動かして掃除したいので、くずかご、スツール、ダイニングテーブルのイスなどはその都度別の部屋や廊下に移動させてから、ルンバのcleanボタン(きれいになったらその場で自動終了)をポンと押してルンバにお任せ→その間別の部屋の棚などをダスター、ハンディモップなどでパパッと清掃したり浴室・トイレの清掃、または別のことをしていたり→ルンバが一部屋分の掃除を終了したら別の部屋orエリアにルンバを持って行き、場合によってはバーチャルウォールを使い「clean」機能で清掃→まだバッテリーの余力があれば、適当な所でcleanモードからmaxモードに変える。
3LDKの我が家の場合全ての部屋にルンバをかけると、バッテリーが元気な内は2時間はかかります。キャニスター型掃除機での掃除なら1時間もかかりません(笑)。私のようなルンバの使い方では、自動でホームベースに戻らないシンプルタイプで比較的低価格の「ルンバ527」で良かったかも。

ただし、1997年製の我が家のキャニスター型掃除機より格段にきれいになります。しかも「きれい」が長持ちします。排気量が少ないので細かい埃を巻き上げないためでしょう。

◎脚がある大きな家具下で威力を発揮
昨年暮れに寝室を和室から洋室に改装し、ベッドを購入しました。引き出し付きのベッドフレームにしたのでベッド下は掃除の必要がありませんが、普通はベッド下は埃が溜まりやすいですよね。ルンバなら腰を曲げて掃除機のホースを突っ込み掃除する必要はありません。自宅リフォームの機会にソファも買い換えたのですが、ルンバが潜れる脚付きタイプにして大正解。


で、ルンバを買うか買わないかの判断の重要なポイントは、ふたつあると思います。

ひとつはバッテリーの寿命問題です。使用頻度に関わらず、バッテリーの寿命はおよそ1年(我が家の使い方の状況下では1年強)です。せっかく買った高価なルンバを1年で宝の持ち腐れにしてしまわないためには、バッテリーを寿命が来る度に買い換えなくてはなりません。アイロボットストアでは¥10,500(純正バッテリー正規価格)ですので、使い続けるためにこの先何度も買い換えるのかと思うと、ちょっと躊躇してしまうと思います。更にルンバは精密機械なのでなるべく年1回のメンテナンスが必要とのことで、実際私自身もランニングコストが高いよなあ…とは思っています。

ただ、こんな記事も見つけました。
最大注目ポイント 費用対効果を考える - おそうじロボットは共働きの救世主? - 暮らしのAll About
年間故障せずにメンテナンスできたと仮定すれば、必要な費用の目安は1日約55円。この55円を妥当と思うか、必要ないと思うのか。それはあなたのライフスタイルと価値観にゆだねられています。

ぶっちゃけて言えば、お掃除ロボットは掃除を横着にしたい人向けの商品だと思うんです。将来的には一般向けの商品になると思いますが、今はまだ、一般的なキャニスター型の掃除機をかけるのが苦手な人・億劫な人、時間を有効に使いたい人、昼間掃除機をかけられない人(共働きなど)が少し幸せになれる商品だと思います。そういう意味では私の場合は「1日約55円」のコストも「人生の必要経費」なのでしょう。

もうひとつの問題は、ルンバひとつ持っていれば事足りるかというとそうではないということです。棚の上や引き出しの中の埃を吸い取って掃除したいとき、普通の掃除機がないとやはり不便です。またルンバのダスト容器のゴミ処理と手入れにも、普通の掃除機があったほうが断然楽です。ルンバはやはり「2台目の掃除機」と考えていたほうが良いです。


さて、ルンバの補助的掃除機として同時期に購入したマキタ製の「充電式クリーナー」(参照:カタログハウスでのページ)が思った以上に優秀・便利でした。「標準(LOW)」スイッチで使っていたうちはポイント掃除用掃除機という認識でしたが、ある日「強(HIGH)」で使ってみたらフル充電なら全ての部屋の掃除もギリギリできることに気がつきました。普通の掃除機並みの吸塵力です。充電が完了すると自動的に切れ、充電器が熱くなったりしません。バッテリーの耐用充電回数は約500回ということで、我が家の場合バッテリーはいまだに元気です。附属の不織布製ダストバッグに換えて使う専用紙パックもあるので、ゴミ処理が非常に簡単です。何と言っても片手で持ち運んで短時間で掃除できてしまうという、ストレスフリーが最大の魅力です。掃除が面倒な人(高齢者含む)や手頃な価格での掃除機を求める単身者には、迷わずマキタ充電式クリーナーを勧めます。

そんなわけで、今の私はルンバとマキタ充電式クリーナーと従来から使っているキャニスター型掃除機の3台を、その日の床の埃の度合い、時間的余裕のあるなし、そして掃除したい気分の度合いに応じて使い分けています(笑)

ところで掃除機の買い換えを思い立ったあのときから3年、実は1997年製のナショナル(パナソニックではない・笑)掃除機キャニスターMC-L51Fはいまだ故障知らず。でもさすがに排気が臭くなったので、この頃ミーレ社の「ティアリットS」(参照:カタログハウスでのページ)が気になっています(^^;

ルンバを買うか買わないかで考慮すべき最も大きなことは、各自の掃除スタンスだと思います。買って良かったと思うかどうかも、個人差があります。だからこの記事がtukasaさんへのアドバイスになるかどうか、またルンバに関心がある皆さんへの適切な情報になるかはわからないのですが、個人が知っていること・思ったことが誰かの役に立つこともあるので書いてみました。


タグ:便利品

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posted by Masako at 15:54 | Comment(3) | TrackBack(0) | impression | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
tukasaです、詳細なレポート、ありがとうございますm(__)m

これだけの文章をTwitter経由でお教えいただいたら、さぞ大変だったろうなぁと、ふと思って笑ってしまいました(^^ゞ


|・・・そして掃除したい気分の度合いに応じて使い分けています(笑)

ポイントはきっとこれですね。
ルンバだけで全てが終わるわけではない。
それをしっかりと把握した上で、『掃除のスタンス』に合わせてどのように使うか、ですね。


2点、教えてくださいm(__)m

1.部屋を変えても、動きに無駄はありませんか?
動きながら部屋の大きさを把握してゆくので最初は動作に無駄があるが、徐々に動きに無駄が無くなる、
というイメージがあります。
3室あって、各々の部屋へ人間が運んでからスタートさせると、自分がどの部屋にいるのか分からなくなって、結局動作は遅いまま、という事になるのでしょうか?

2.使用後のお手入れ
これは、一部屋ごとでしょうか?それとも、三部屋終わってから(一日一回)でしょうか?


お返事は、気が向いたときで結構です。

丁寧なレポート、本当にありがとうございましたm(__)m

Posted by tukasa at 2010年05月24日 00:55
質問1の回答
ふ〜ん、そんなこと考えたこともなかったです(笑)
確かにtukasaさんのイメージはその通り。
使い始めは無駄な動きが多いですが、次第に効率的に動き掃除時間が短くなります。
で、他の部屋に移しても同様のような気がしています。
移動直後はその場でクルクル回っているような気もしますが、短い時間です。
バリアフリーだからといって洋室・キッチン・DL・廊下・洗面所を区切らずにかけると
かえってルンバが迷い効率が悪くなる感じです。

質問2の回答
もちろん掃除が終了した後いっぺんで良いのですよー。
パワーブラシ、ゴムブラシが余り汚れていなかったら、ゴミ捨てと本体、特にセンサー部分をサッと化学ぞうきんで拭くだけで(本体、特に下部は静電気で埃が結構付着)、ブラシを外しての手入れは毎回でなくても大丈夫。
でも、毎回ブラシまできれいにしておいた方が、手入れはかえって楽になるのです。

ただしtukasa邸が一部屋が大広間のような広さのお屋敷ですと、この限りではありませんが(笑)
Posted by Masako at 2010年05月24日 11:03
ありがとうございました〜。

ルンバ、良さそうですよね。
(まぁ、私に決定権はないのですが(^^ゞ)

こちら福井県でも取扱店があるので、一度見に行ってきます(^.^)/~~~
Posted by tukasa at 2010年05月24日 23:00
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