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2009年08月21日

木曽福島「福島宿」を歩く

台風で御嶽山登山を諦め旅行を1日短縮しましたが、もともと最終日で木曽福島を観光して帰京する予定でした。同じ沿線には以前から行ってみたい奈良井宿や薮原宿があるのですが、移動手段が公共交通機関なので時間が足りません。東京からでも塩尻で「特急しなの」との乗り換えの便が良いことがわかったので、奈良井宿、さらに馬籠・妻籠へはいつか訪れる機会を作りたいものです。ちなみに塩尻からは中央線の車窓がガラッと変り、島崎藤村の『夜明け前』の書き出し“木曽路はすべて山の中である”を思い出しました。

濁河温泉からのバスが木曽福島駅に着いたのは12時15分。帰京の電車発車時間まで4時間あります。木曽福島駅前に観光協会の案内所兼バス乗車券売り場があり、散策マップを頂き効率よく町内散策するコースを教えてもらいました。

【参考】
文化・歴史の散策コース紹介 - 木曽町観光協会


--- くるまや本店 ---
ちょうどお昼時。先ずは旅行前にネット情報で知った“品切れ次第閉店”という手打ち蕎麦のお店「くるまや本店」へ。

信州木曽路のそば処 手打ちそば くるまや本店

観光案内所では「この付近での美味しいお店」を尋ねるお客さんたちには、「くるまや本店」への場所と道順を教えているようでした。その結果か、お店の前には観光案内所から送り込まれた?人たちも含めた、空席待ちの行列が…。順番取りは相棒に任せて、向かいの店構えも立派な万延元年創業という木曽漆器の老舗にお邪魔。実はくるまや玄関前に順番待ち用の書き込み帳があり名前を書いて待ちますが、気がつくのが遅れて3グループ分くらい飛ばされてしまった模様(笑)

※写真はクリックするとサブウィンドウで拡大表示します。サブウィンドウはドラッグして移動することができます。

くるまや本店
くるまや本店
木曽漆器の老舗
木曽漆器の老舗


それでもお蕎麦屋さんですからお客の開店は早いです。20分ほどで店内に案内されました。テーブル席と座敷席があり、予約客用の別室もあります。

くるまや本店 ざるそば(並)
くるまや本店 ざるそば(並)
せいろを何枚も高く積み上げて運ぶ店員さんのワザに見とれたりしていると、注文した「ざるそば(並)」が運ばれてきました。「並」とは分量のことで、他に「大盛り」があります。腰もありつるりとした喉ごしの、私好みのゆで加減でした。濃厚で香り高いそば湯も美味しく頂きました。

腹ごしらえを済ませ散策開始。商店街のスピーカーからは、地元長野日大対作新学院の高校野球の中継が流れていました。長野日大の投手はこの商店街出身者だとか。



--- 中山道「上の段」 ---
八沢川に架かる橋を渡ると中山道の「上の段」という街並に入りました。中山道そのままの部分はカラー舗装されています。なまこ壁の土蔵や格子窓の古民家が建ち並ぶ一角は旧宿場町の雰囲気が漂い、古い井戸や水場が昔のままに残されています。

寺門前小路
寺門前小路
江戸時代中期に造られた井戸
江戸時代中期に造られた井戸



上の段水場
上の段水場
上の段用水
上の段用水



--- 関所門 福島宿関所跡 ---

関所門造り酒屋がある路地を抜けて本町通りを塩尻方面に向かうと、日本四大関所のひとつ福島宿関所「関所門」。資料館の入館は登山靴では億劫でパス。日盛りの時間を歩いているので、少々バテ気味(笑)


--- 木曽義仲の墓 ---

木曽義仲の墓は興禅寺山の麓にあるため、木曽川に架かる橋「関所橋」を渡った後坂を登って行きます。公衆トイレ脇の坂道を登って行くと興禅寺。木曽義仲のお墓は当然境内にあるものと信じて進みました。

興禅寺「看雲庭」拝観料を納めて宝物殿の見学をし、日本一広い石庭という「看雲庭」の横を抜け、お寺の裏門から出て…あれれ?拝観料を納めてわざわざ境内を抜けなくても、木曾義仲の墓に行かれるじゃん(笑)

←興禅寺「看雲庭」

木曽義仲の墓←中央が木曽義仲の墓
木曽檜の古木の林を背にして木曽義仲や木曽家代々の苔むしたお墓があり、しかも今も墓所として周囲には新しいお墓も並んでいる様子が、すこし不思議な空間でした。


木曽福島駅へ山村代官屋敷経由で戻りましたが、街歩きは暑くて暑くて山村代官屋敷資料館を見学する気も失せ、「代官清水」のベンチで一休み。木曽川を左に見ながら歩くと、向こう岸の家並みが石垣を積み上げた上に建っている風景が珍しく思いました。「崖屋造り」という独特のものだそうです。町中なのに木曽川の瀬が早いのにも驚きました。

木曽川親水公園足湯江戸時代の橋を模した行人橋歩道橋で、木曽川を渡った場所にあるのが木曽川親水公園足湯。浴槽に蓋があるのが珍しい(笑)


--- 御菓子司 田ぐち ---

歩いて観光するとき私が楽しみにしているのは、美味しい和菓子屋さんを見つけることです。あらかじめネットでの情報をチェックしておくこともありますが、情報がない場合でもなぜか美味しいお店には勘が働きます。私のご近所や知人への旅土産は、いつも駅前の土産物店には置いていない町の老舗の美味しい和菓子なので、期待して貰っています(^^)

で、足湯の向かいにある和菓子店に目が留まり、例の勘に導かれて足は自然に店内に。店構えは和菓子店ですがショーケースの中は洋菓子が多かったのが意外。どれも美味しそう〜。でも旅のお土産なのでやはり「木曽名物そば饅頭」を。生菓子のため賞味期限が短く4日以内とのこと。すぐに届けられないお宅用には「御嶽もなか」にしました。我が家分はばら売りで購入。そして今回の「勘」は特に大当たり!そば饅頭は皮がしっとりとしていて、今までの「蕎麦饅頭」とは大違い。「御嶽もなか」に至ってはこれは「最中」とは別物とさえ思うほどの感動。モチモチとした皮と上品な甘さの粒あんが絶品でした。ネットで注文できないかとと検索したら…

御菓子司 田ぐち


信濃毎日新聞の号外お昼頃甲子園で試合中だった長野日大高校は勝利した模様で、号外まで出て街頭のあちらこちらに張ってありました。


くるまや本店木工製品のお店で買い物をして、再びお蕎麦を食べたくるまや本店に戻ったころには、少し日が傾き始めて、涼しくなっていました。昼食時間を含めて3時間くらいの散策でした。
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posted by Masako at 10:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旅・山旅・温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Masakoさん おはようございます。
木曽福島 素敵な所ですね。
旦那様もこういう場所って好きですか?
うちはどうも興味がないみたいで。。。
すずも興味がないし、私だけしか
興味ないなら、いいや、、と
こういう場所はいつもパスになってしまいます。

おみやげ物屋に出してないお菓子屋さんいいですね^^
今回は大当たりでしたね〜
Posted by いく@しずおか at 2009年08月23日 09:37
いくちゃん、こんにちは。北八ツへ行っていたのでお返事が遅れました。

街道の歴史に関心があるのは、むしろ夫の方が強いです。
関心が一致しているのは幸せだと思っています。
ただ戦国の歴史に詳しい夫は木曾義仲のお墓を見たかったらしいですが、
私はそこまでの関心はなくて、実は暑い中歩くのはイヤでした(笑)

御嶽もなかは本当に美味しかったです。
あぁ、また食べたいなあ。
Posted by Masako at 2009年08月24日 16:47
お帰りなさい〜〜北八ツはいかがでしたか〜?
旦那様は、興味があるのですね。
お互いの趣味に少しずつおつきあい、、
それがうまくいく秘訣なのですか?(笑)

そういえば、ツイッター婚って記事を読みました。
ツイッターで知り合って、
本当に結婚しちゃったのね。
文字列に惚れましたって(笑)

Posted by いく@しずおか at 2009年08月25日 14:25
いくちゃん
好きな物や事の傾向は影響し合って似てくることもありますが
ウチの場合は歴史好き、街道好き、時刻表好きなどは、
偶然付き合う以前からのそれぞれの趣味でしたよ(笑)

北八ツは結構充実して歩けて良かったです。
快晴じゃないけど展望はバッチリだったし、北八ツらしさを堪能してきました。
ファミリーハイカーも見かけましたよん(^^)

ツイッター婚の話、私も見ました(笑)
そーゆー話題もあるけど、私のツイッターはフツーに山の話をしてますよ(笑)
ツイッターはフォローし合わないとその人の呟きは他の人に見えないとか、
なかなか良くできた便利で面白いサービスです。
Posted by Masako at 2009年08月25日 22:03
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