翌朝白布温泉から路線バスで天元台湯元駅へ。天元台湯元駅のコインロッカーに登山に必要がない荷物を預け、ロープウェイと夏山リフトを利用して西吾妻山に登りました。コインロッカーはロープウェイで上がった天元台高原駅にもあるそうです。新高湯温泉吾妻屋旅館へは天元台高原から直接下りる登山道があるのですが、荷物を湯元駅のコインロッカーに預けているので湯元駅までロープウェイで下り、電話で旅館の送迎車をお願いしました。
【参考】
→新高湯温泉 吾妻屋旅館
→白布温泉 東屋旅館
→天元台高原
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旅館のサイトで“山奥”にあることを強調しているが、旅館まで車で入れることもあり到着したときはそれほど山奥という感じは持たなかった。しかし一歩玄関を入ると、薪ストーブが燃える簡素な造りのロビーがあり、家族経営の宿が醸し出すくつろいだ雰囲気…。まさしく山奥の秘湯の一軒宿。


さっそくお風呂へ。ヒバ造りの内湯には源泉がドボドボと注ぎ込まれ、完璧なオーバーフロー。湯加減がちょうど良くて、山歩きの疲れが癒えていくのを感じる。湯が出るカランが源泉なのはよくあるが、ひとつあるシャワー設備のシャワーも源泉なのは珍しい。4箇所ある露天風呂のうち3箇所は混浴で、夜の8時〜9時半(だっけ?)が女性タイム。1箇所は女性専用露天風呂で、朝7時〜8時半は男性タイムになる。



※露天風呂の写真は全て翌朝撮影したものです。





山宿なので部屋の造りは簡素だし、布団の上げ下ろしもセルフ。しかし食事は朝・夕とも部屋食なので、ゆっくり山の幸に舌鼓を打つことができた。もちろん米沢牛がメニューのメインになるが、岩魚の姿造りが絶品だった。


この宿の魅力は先ず温泉である。のぼせない程度に軽く浸かってきても、部屋に戻りしばらくしてから体がぽかぽかしてくる。標高が1126メートルの場所にあるので、夏の終わりとはいえ気温が上がらなかった2日間、ロビーでは朝晩薪ストーブに薪をくべていた。夜は部屋のストーブを付けたことも。で、冷えてくるとお風呂に暖まりに行っていたので、2日間での入湯回数は数え切れない(笑)
次の魅力が宿の人たちの、丁寧な中にもくつろいだ雰囲気がある対応だ。食事の配膳の際に会話を交わしているときなど、田舎の親戚の家に泊まりに来ているような気分になる。特にユーモアやウィットに富む受け答えをする人がいて、彼こそが旅館のユーモア溢れるウェブサイトを作成している“大番頭さん”ではないかと密かに思ったりしていた(笑)
露天風呂の脱衣所、部屋の案内プリント、旅館内のあちこちに掲示してある張り紙などに思わずニヤリとさせられた。下の画像は洗面所に貼ってあった注意書き。これも大番頭さんの作成だろうと睨んでいる(笑)

※白布湯温泉「東屋旅館」の紹介は前の記事で
※西吾妻山の山行記録はホームページにあります→西吾妻山(2008年8月22日)
